前回の記事で、AIと一緒に「投資戦略」と「リスク管理」を整理しました。
- 中期(数週間〜数ヶ月)でやる
- 夜しか取引できない(会社員なので日中見れない)
- 感覚ではなく、ルールで判断する
- 損切りや停止条件も、数値で決める
…ここまではかなり固まりました。
ただ、最後に残っていたのが「売買ルール」です。
つまり “いつ買って、いつ売るか”。
ここが曖昧だと、結局「なんとなく良さそう」で買ってしまい、AIを使う意味が薄くなる。
なので今回は、AIと相談しながら 売買ルールを完全に固定していきます。


なぜ「売買ルール」が必要になったのか
投資って、知識を増やすほど選択肢が増えます。
テクニカル指標もたくさんあるし、パターンも無限にある。
でも、私の条件はこうです。
- 夜しか触れない
- 日中の値動きは追えない
- 仕事・家庭の合間に回す
- “継続できる形”にしないと確実に崩れる
つまり、勝つ以前に 回せる仕組みにしないとダメ。
AIを使って投資に挑戦するなら、最初に作るべきは「賢い予想」じゃなくて、
迷わない仕組みだなと思いました。
AIに最初に渡した前提条件
今回、AIに相談するときに最初に渡した前提はこれです。
- 元本:300万円
- 投資期間:数週間〜数ヶ月の中期
- 取引できる時間:夜のみ
- 日中監視できない(デイトレ不可)
- 目的:感覚ではなくロジックで判断したい
- すでに決めたリスク管理:
- 損切り幅:-12%
- 1回の最大損失:資金の2%
- 月間-10%で停止
- ドローダウン-15〜-20%で縮小
- 現金30〜40%を残す
- 同時保有3〜4銘柄まで
これを渡した上で、AIにこう聞きました。
「この条件で、初心者でも運用できる“完全な売買ルール”を作りたい。
できれば、買うきっかけが分かりやすい型で統一したい。」
設計方針をAIと決めた:「条件を増やさず、“型”を1つに絞る」
最初、私はAIに「テクニカル条件を網羅的に教えて」と聞きました。
するとAIは、移動平均線・MACD・RSI・ADX・ボリンジャーバンド・VWAP…みたいに、めちゃくちゃ大量に候補を出してきます。
で、正直こう思いました。
「これ、最初から全部入れたら自分が理解できない」
しかも、複雑にしたところで勝てる保証はない。
複雑=良いとは限らない。むしろ実行できない可能性が上がる。
この時点で、私の中で方針を以下にしました。
最初から完璧なルールを作るより、
自分が理解できて、毎回同じ判断ができる形にする。
また、最初はそれなりにシンプルなものにして、後からアップデートして改善していく方が面白そうということもあります。
そして、AIが提案した複数の売買ルールの中からカップウィズハンドルを選びました。
理由はシンプルで、
- 初心者でも形がイメージしやすい
- 成長株投資で有名で、私でも知っているほど定番
- “上抜けたら買う”が分かりやすい
- 夜の逆指値注文と相性が良い
という「分かりやすさ」と「運用しやすさ」が揃っていたからです。
買いルール:上昇トレンド+カップウィズハンドルのブレイク
ここから、AIが提示してきた案をベースに、私が採用した買いルールです。
4-1. 相場フィルター(指数が上昇トレンドのときだけ)
AIが最初に強調してきたのがこれでした。
「相場が悪いときに頑張ると初心者は壊れやすい。
まず“やっていい相場”を決めた方がいい」
なので、インデックス指数でフィルターをかけます。
- 主要指数が「25日線 > 75日線」なら新規買いOK
- それ以外は 新規エントリー禁止(監視だけ)
※指数は、日本株なら日経平均/TOPIX、米国株ならS&P500/Nasdaqなど。自分の市場で一つに固定します。
4-2. 個別フィルター(銘柄も上昇トレンドだけ)
相場が良くても、個別が弱ければ意味がないので、銘柄側も固定します。
- 25日線 > 75日線
- 終値が25日線の上で推移している
- 出来高が出る銘柄(動きやすい銘柄)を優先
4-3. カップウィズハンドルの最低条件(“形が微妙なら見送る”)
ここはAIと話しながら「裁量が入りすぎると破綻する」と感じたので、最低限の条件だけにしました。
- カップ:左の高値に戻ってきている(途中でV字すぎる急反転は避ける)
- ハンドル:カップ右側の高値付近で、小さく持ち合い(軽い押し目)を作っている
- ハンドルが崩れてダラダラ下がる形は除外
形が微妙なら、買わない。
4-4. 買うきっかけ(エントリー・トリガー)
- Pivot(買い基準)= ハンドルの高値
- 買い条件
- Pivotを上抜け(できれば終値で確認)
- 出来高が増えている(普段より増加)
注文は、Pivotを終値で上抜けていて、出来高が増えていたらエントリーです。
売りルール:損切り・利確・トレーリングを数値固定
売りは、AIがずっと同じことを言っていました。
「売りが曖昧だと、結局メンタルで崩れます。
先に“負け方”を固定しましょう」
なので、売りは最初から「全部セット」です。
5-1. 損切り(例外なし)
- -12%で逆指値損切り
- エントリーと同時に必ずセット
- ナンピン禁止
- 損切り延期禁止
5-2. 利確(勝ちを確保しつつ伸ばす)
- +20%で半分利確
- 残り半分は トレーリング -12%
トレーリング -12% とは?
「最高値から12%下がったら売る」という意味です。
例:
- 最高値が120になったら
売りラインは 120 × (1 – 0.12) = 105.6 - 最高値を更新すると、売りラインも上がる
- でも12%下がったら、利益を確保して降りる
これで「伸ばしたい」と「守りたい」を両立できます。
まとめ
今回、AIと相談しながら「迷わず回せる売買ルール」を1つに絞って固めました。
複雑に盛るのではなく、自分が理解できて、毎回同じ判断ができる形を優先したのがポイントです。
今回決めた売買ルール
- 相場が上昇トレンドのときだけ新規エントリーする(指数フィルター)
- 銘柄も 上昇トレンド(25日線>75日線) のものだけを対象にする
- カップウィズハンドルのブレイク(ハンドル高値上抜け)+出来高増 を買うきっかけに固定
- 売りは例外なしで数値固定
- 損切り:-12%
- 利確:+20%で半分
- 残り:トレーリング -12%
- 資金管理も固定
- 1回の最大損失=資金の2%
- 投下額=(資金×2%)÷0.12
- 同時保有は3〜4銘柄+現金30〜40%
ここまでで、売買ルール自体は決まりました。
ただし問題がある:毎回“自分の頭”で判定すると時間がかかる
ルールを決めたとはいえ、実際に運用するとなると、
- 指数が上昇トレンドか?
- 候補銘柄が条件を満たしているか?
- カップウィズハンドルになっているか?
- Pivotはどこか?
- 逆指値・利確・トレーリングをどう置くか?
- ポジションサイズは適切か?
…これを毎回いちいち自分でチェックしていたら、普通に時間が溶けます。
所詮サラリーマン。
株に使える時間は限られているし、生活の優先順位もある。
だから僕は、株取引はなるべく効率化したいと思いました。
次にやること:AIにコーディングさせて、効率化ツールを作る
ここから先は、AIを“相談相手”として使うだけじゃなく、実装側にも入ってもらうことにします。
具体的には、今回決めた売買ルールをそのままチェックできるように、
- 条件に合う銘柄の抽出
- トレンド判定(指数・個別)
- ルールに基づいたエントリー候補の通知
- 損切り幅からの投下額計算
- 注文(逆指値・利確・トレーリング)を置くための補助
こういった「判断と作業の手間」を減らすための、株取引の効率化ツールをAIにコーディングさせて作っていきたいと思います。

