著作権侵害が怖くて公開をためらう人へ|文章・画像・引用の公開前チェックリスト

生成AIの著作権で気をつけたいこと

※本記事はプロモーションを含みます。

生成AIを使うと、文章のたたき台や画像の案を短時間で作れます。

ブログの下書き、資料の説明文、SNS投稿、アイキャッチの案など、自分だけでゼロから作るよりも早く形にできる場面があります。

ただ、AIで作ったものを公開するときは、便利さだけで進めるのが少し怖いとも感じています。

他の文章に似すぎていないか。画像が実在の人物やブランド、キャラクターを強く連想させないか。引用と参考の境目が曖昧になっていないか。海外記事を読んだあとに、近い見出し順や構成で書いていないか。

「AIが作ったものだから自由に使える」と単純には考えないほうがよさそうです。

私は、生成AIを使った文章や画像を公開するとき、法的に問題がないかを自分だけで断定しようとはしていません。

その代わり、公開前に一度止まる条件を決めています。

文章、画像、引用、参考元、利用規約を分けて確認する。少しでも不安が残るものは、そのまま出さずに直すか、使わない。

AIに任せるのは、文章や画像のたたき台を作るところまでです。公開してよいかを確認し、最終的に使うかどうかを決めるのは人間側に残します。

専門的な法律判断をするのではなく、個人ブログや仕事の資料で生成AIを使う前に、私が確認しておきたい項目を整理します。

この記事でわかること
  • 生成AIで作った文章や画像の公開前チェック
  • 参考元との距離、引用と参考の分け方
  • 使わない条件を先に決める理由
目次

生成AIの著作権は公開前に立ち止まる確認項目として扱う

生成AIの著作権について調べると、学習データ、著作物性、依拠性、類似性、利用規約、商用利用など、さまざまな言葉が出てきます。

どれも無視できない論点ですが、個人がブログや資料を作るたびに、法律家のような判断をするのは難しいです。

そこで私は、著作権の確認を「法的な結論を出す作業」ではなく、「そのまま公開しないほうがよいものに気づく作業」として扱っています。

対象公開前に見ること一度止まる条件
AIで整えた文章参考元の表現や構成に近すぎないか言葉を置き換えただけに見える
AIで作った画像既存の人物、ブランド、キャラクター、作品を強く連想させないか特定の何かを前提にしないと説明できない
引用出典、引用範囲、本文との関係が分かるか引用部分が記事の中心になっている
参考記事自分の読者や目的に合わせて組み直しているか見出し順や事例をなぞっている
利用規約公開方法や利用目的が条件に合っているか必要な条件を確認できていない

この表の中で一つでも引っかかった場合は、そのまま公開しません。

直せるものであれば作り直し、判断できないものは使わないようにします。

「AIが出したから大丈夫」ではなく、「自分が確認したうえで公開する」と考えたほうが、あとから不安が残りにくいからです。

この段階で見たいのは、正解を一つに決めることではありません。公開する前に、自分では判断できない部分や、元の情報に戻るべき部分を見つけることです。

AIで整えた文章は参考元との距離を見る

文章生成で特に気をつけたいのが、参考元との距離です。

海外記事や競合記事を読んだあとに、AIへ「同じテーマで記事を書いて」と頼むと、構成や論点の並び方が近くなりすぎることがあります。

本文をそのままコピーしていなくても、見出しの順番、例の出し方、結論までの流れが似ていると、私自身の記事としては弱くなります。

法的に問題があるかどうかとは別に、「なぜこの構成にしたのか」を自分で説明できない記事は、私のブログには出しにくいです。

海外記事などを参考にするときは、参考にする部分と、そのまま持ち込まない部分を分けます。

参考にする観点そのまま持ち込まないもの
読者が困っていること本文の表現
記事で答える問い見出しの順番
比較する観点独自の表や図
確認手順に整理する考え方具体的な事例
読者が次に知りたいこと著者の体験談

たとえば、海外記事を読んで「AIの回答を検証することが重要だ」と分かったとしても、記事の内容をそのまま翻訳するわけではありません。

仕事メール、議事録、Excel、PowerPoint、ブログの公開前確認など、自分の読者が実際に迷いそうな作業に置き換えます。

さらに、私が何を不安に感じるのか、どこをAIに任せ、どこを人間側で確認するのかを入れます。

ここまで組み直さないと、文章だけ自然な翻訳記事のようになってしまいます。

AIは文章を読みやすく整えてくれます。だからこそ、公開前には「これは自分の判断や目的に置き換わっているか」を確認するようにしています。

生成AI画像は既存の人物・ブランド・作品に寄せすぎない

画像生成には、文章とは違った迷いがあります。

AIへ「有名な映画のように」「特定ブランドの広告のように」「人気キャラクターに似せて」と頼めば、見栄えのよい画像が出てくるかもしれません。

ただ、公開する画像として考えると、その寄せ方に不安が残ります。

私はブログのアイキャッチや資料用の画像を作るとき、実在の人物、ブランドロゴ、既存のキャラクター、特定の作家や作品へ寄せる指示は避けています。

これは、避けておけば必ず法的に安全という意味ではありません。

私自身が、公開する理由を説明しやすくするための線引きです。

欲しいのは、誰かの作品に似た画像ではなく、記事の内容を伝えるための場面やモチーフです。

避けている指示置き換えている指示
有名キャラクター風丸みのあるオリジナルキャラクター
特定ブランドの広告風清潔感のあるビジネス向けデザイン
実在の人物に似せる架空の人物、後ろ姿、手元だけ
特定の作家や作品名を指定する色合い、光、構図、質感を言葉で指定する

ここで大切なのは、画像生成AIに頼めるかどうかではありません。

公開する画像として、なぜこの表現を使うのかを自分で説明できるかです。

「この作品に似せたかったから」としか説明できない画像であれば、私は使わないようにしています。

ブログのアイキャッチなら、読者が迷っている場面や、何かを確認している瞬間を画像にします。

AIだから派手な画像を作るのではなく、記事の内容を支える画像にする。

そのように考えると、権利まわりの不安だけでなく、ブログ全体の見え方も整えやすくなります。

生成AIで要約した情報は引用と参考を分けて記録する

生成AIを使っていると、引用と参考の境目が曖昧になりやすいと感じます。

AIに複数の記事を要約してもらうと、どの情報がどのページに書かれていたのか分かりにくくなることがあります。

そのまま本文を書くと、自分の言葉で書いているつもりでも、元記事の説明にかなり近くなっているかもしれません。

私は、参考にしたものと、本文で引用するものを分けて残します。

参考は、考え方や論点を理解するために読むものです。

引用は、元の文章や情報を本文の中で明示して使うものです。

扱い目的確認すること
参考論点や考え方を理解する自分の文章や構成に置き換わっているか
引用特定の表現や情報を示す出典、引用範囲、本文との関係が分かるか
公式情報事実確認に使う情報の対象範囲や更新時点を確認したか

引用を入れるときは、引用部分が本文の中心になっていないかを見ます。

自分の説明や判断が主になっているか。

引用した部分と自分の文章を区別できるか。

引用元が分かる形になっているか。

引用する範囲が必要以上に長くなっていないか。

私は、このあたりを公開前に確認しています。

また、AIが出してきた引用文や出典は、そのまま信じません。

実際に元のページを開き、同じ内容が書かれているか、そのページが本文の主張を支える根拠になっているかを確認します。

リンクが存在するだけでは、出典を確認したことにはならないからです。

生成AIの文章や画像を公開しない条件を決めておく

生成AIを使った文章や画像は、最後に人間が「使うかどうか」を決める必要があります。

私は、次の条件に当てはまるものは使わないか、大きく作り直すようにしています。

使わない条件理由
参考元の記事と見出し順がかなり近い自分の構成として説明しにくいため
他人の表現に似すぎている自分の文章として公開しにくいため
実在の人物やブランド、既存作品を強く連想させる権利や誤認について不安が残るため
出典を確認できない数字がある読者の判断に影響する可能性があるため
利用規約を確認する必要があるのに未確認使ってよい範囲を判断できないため

これは、法律上の最終判断を示す表ではありません。

私がブログや資料を公開する前に、判断できないものをいったん止めるための線引きです。

公開直前には、次の小さなチェックも入れています。

公開前の質問迷ったときの扱い
参考元を見なくても自分の言葉で説明できるか説明できなければ書き直す
見出し順や表の作り方が参考元に近すぎないか構成を組み直す
画像が特定の作品やブランドを連想させないか使わないか、指示を変えて作り直す
引用と参考が混ざっていないか引用範囲と出典を確認する
利用規約や公開条件を確認できているか未確認なら公開しない

AIで作ったものは、すぐに完成品のように見えます。

文章は整っていますし、画像もそれらしく仕上がります。

ただ、公開するのであれば、自分がその内容を使う理由と、どこまで確認したのかを説明できる状態にしておきたいです。

何を参考にしたのか。どこから自分で組み直したのか。引用なのか、参考なのか。画像は既存の人物や作品、ブランドを強く連想させないか。サービスの利用条件を確認したか。

すべてを自分だけで判断できるわけではありません。それでも、分からないまま公開せず、一度止まって確認することはできます。

AIの力を借りながらも、公開するかどうかの判断は人間側に残す。

今のところ、私はその距離感で生成AIを使っています。

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この記事を書いた人

東証プライム上場企業で生成AIの開発に携わるAIエンジニアです。

仕事では最先端のAIを扱いながら、日常ではあまり活用できていないことに気づきました。

本当にAIは人生を変えるのか.

それを確かめるため、株式投資や副業、子どもとの遊びなどにAIを取り入れ、暮らしがどう変わるのかを実験・発信していきます。

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