AIにライフプラン表を改善させてみた|計画と実績を分けてFIREの進捗を見える化

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前回、AIに資産管理アプリへライフプラン表の機能を追加してもらいました。

最初は年ごとのライフプラン表として作り始めましたが、実際に使うことを考えて、月ごとの管理に変更しました。

これで、毎月の収入、支出、ライフイベント、目標資産、実績資産を見られるようになりました。

ただ、実際に使い方を考えていく中で、私が想定していた使い方とは違う部分を見つけました。

それは、「目標金額」と「実績値」が連動してしまっていることです。

最初に将来のライフプランを想定して、目標金額を入力します。
でも、その後で実際の収入や支出が確定して実績値を入力すると、最初に設定したはずの目標金額まで一緒に変わってしまう状態でした。

これだと、当初の計画と実際の結果を比べることができません。

FIREを目指すうえでは、計画通りに進んでいるのか、想定より遅れているのか、逆に想定より早く進んでいるのかを知りたいです。

そのためには、目標と実績は別々に残しておく必要がありますので、改善を行いました。

目次

AIへの指示

今回、AIに伝えた内容は以下です。

現在のライフプラン表では、「目標金額」と「実績値」が連動してしまっている状態です。

具体的には、最初に将来のライフプランを想定して目標金額を設定しますが、その後、実際の実績値が確定して入力すると、設定したはずの目標金額まで一緒に変わってしまいます。

本来、目標金額は将来の計画として固定で保持されるべきであり、実績値はそれとは別で管理されるべきだと考えています。

このままだと、当初の計画と実績の差分を確認できなくなってしまうため、問題があると思っています。

この課題を解決するために、どのように設計を修正すべきか検討してください。

今回は、いきなり「修正してください」とは言わずに、まずPlanモードで設計してもらいました。

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AIが整理した問題点

AIは、現在の設計の問題点を整理してくれました。

簡単に言うと、今のライフプラン表では、計画用の数字と実績用の数字が同じ場所に入ってしまう構造になっていました。

たとえば、給与の計画として30万円を入れていたとします。
あとから実績として28万円を入れようとすると、同じ給与の欄を書き換えることになります。
その結果、もともとの計画である30万円が消えてしまいます。

これでは、30万円の予定に対して28万円だった、という比較ができません。

つまり、現状では、「そもそも計画と実績を別々に保存する場所がないこと」でした。

AIが提案した3つの修正案

AIは、解決策として3つの案を出してきました。

案1:今あるライフプラン表に実績用の項目を追加する

一つ目は、今あるライフプラン表に、実績用の項目を追加する方法です。
たとえば、給与の計画とは別に、給与の実績を持つようにします。

イメージとしては、以下のような形です。

給与等(計画)
給与等(実績)

住居費(計画)
住居費(実績)

教育費(計画)
教育費(実績)

この方法なら、同じ月の中で、計画と実績を並べて比較できます。

たとえば、給与は30万円の予定だったけれど、実績は28万円だった。
住居費は14万円の予定だったけれど、実績は14万5,000円だった。

このように、どこが計画とズレたのかが見やすくなります。

一方で、計画用と実績用の項目をそれぞれ持つため、管理する項目は増えます。

案2:ライフプラン表は計画専用にして、実績は既存データから取る

二つ目は、ライフプラン表を計画専用にする方法です。
実績については、前回作った資産管理アプリの収入支出データから取ります。

この方法の良いところは、ライフプラン表がシンプルになることです。

ライフプラン表には将来の計画だけを入力し、実績は日々の収入支出データを使います。

ただし、項目ごとの比較はしにくくなります。

たとえば、光熱費を月2万円で計画していたとしても、実績データ側で光熱費としてきれいに分類されていなければ、比較が難しくなります。

全体の資産残高を見るだけなら、この方法でもよいと思います。

しかし、今回は給与や住居費、教育費など、項目ごとに計画と実績を比べたいので、少し物足りないと感じました。

案3:計画用と実績用のデータを完全に分ける

三つ目は、計画用のデータと実績用のデータを完全に分ける方法です。
これは、計画を入れる場所と、実績を入れる場所を別々に作るイメージです。

構造としては一番きれいです。

計画は計画、実績は実績として分けて管理できます。

将来的に、楽観シナリオ、標準シナリオ、慎重シナリオのように、複数の計画を作る場合には、この方法の方が向いているかもしれません。

ただし、今回の段階では少し大きすぎる設計だと感じました。
実装する内容が増えますし、画面側でも計画と実績をうまく並べて表示する必要があります。

今回は、まず計画と実績を比較できるようにすることが目的なので、案3は少し重いと判断しました。

今回は案1を採用した

最終的に、今回は案1を採用しました。

理由は、今やりたいことに一番合っていたからです。
月ごとのライフプラン表の中で、計画と実績を並べて見たい。
収入や支出の項目ごとに、どこがズレたのかを確認したい。

この目的には、今あるライフプラン表に実績用の項目を追加する方法が一番わかりやすいと思いました。

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実装機能

案1で実装をお願いしました。
今回の修正では、データベース、型定義、API、画面表示、入力フォームまで幅広く変更しています。

具体的には、ライフプランのデータに実績用の項目を追加しました。

  • 給与の実績、不労所得の実績、その他収入の実績。
  • 基本生活費の実績、住居関連費の実績、車両費の実績、光熱費の実績、通信費の実績、教育費の実績、その他固定費の実績、一時的な支出の実績。

このように、計画用の項目とは別に、実績用の項目を追加しています。

これによって、計画の数字を残したまま、実績の数字を入力できるようになりました。

表示も計画と実績を分けた

データを分けるだけでは、使いやすい画面にはなりません。

そこで、表の表示も変更してもらいました。

これまでは、給与、住居費、教育費などの項目が並んでいるだけでした。
今回の修正では、それぞれの項目に対して「計画」と「実績」が分かれて表示されるようになりました。

たとえば、給与であれば、

給与等 計画
給与等 実績

というように、同じ項目の中で計画と実績を見比べられる形です。

収入合計、支出合計、月間収支も、計画と実績で別々に表示されます。

入力フォームも計画と実績に分けた

表だけでなく、入力フォームも変更されました。

これまでは、収入や支出を入力する欄が一つだけでした。

今回の修正では、「収入(計画)」「支出(計画)」と、「収入(実績)」「支出(実績)」が分かれています。

計画は、将来を想定して入力する場所です。
実績は、その月が終わったあとに実際の数字を入力する場所です。

さらに、それぞれに収支プレビューも追加されました。

計画側では、計画上の収入合計、支出合計、月間収支が見られます。
実績側では、実際の収入合計、支出合計、月間収支が見られます。

これにより、入力しながら、その月の収支がどうなるのかを確認できます。

毎月の終わりに実績を入れて、計画とどれくらいズレたかを見る。

この使い方なら、FIREに向けた進捗確認として役立ちそうです。

実装結果

最終的に、ライフプラン表で計画と実績を別々に管理できるようになりました。

今回できるようになったことは、以下のような内容です。

  • 月ごとに、収入の計画と実績を別々に入力できる。
  • 月ごとに、支出の計画と実績を別々に入力できる。
  • 収入合計、支出合計、月間収支を、計画と実績で別々に確認できる。
  • 目標資産残高は、計画値をもとに計算される。
  • 実績を入力しても、目標資産残高は変わらない。

これで、当初の計画と実際の結果を比較できるようになりました。

前回のライフプラン表は、「将来の見通しを作る」ための機能でした。
今回のアップデートによって、『計画と実績の差を見る』機能として使えるようになりました。

これはFIREを目指すうえで、かなり重要だと思っています。

計画に対して、実際にどうだったのかを見ることで、生活スタイルなどの見直し、支出の最適化などを行っていきたいと思います。

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まとめ

今回は、前回作った月ごとのライフプラン表をアップデートしました。

課題は、目標金額と実績値が連動してしまい、当初の計画と実際の結果を比較できないことでした。

AIに設計を検討してもらい、複数の案の中から、計画用の項目と実績用の項目を同じライフプラン表の中で分けて管理する方法を選びました。

その結果、月ごとの収入、支出、月間収支を、計画と実績で分けて確認できるようになりました。

これで、FIREに向けた資産計画を立てるだけでなく、実際にその計画に対してどう進んでいるのかを見える化できるようになりました。

入力の手間は増えましたが、まずは無理のない範囲で計画と実績を入れながら、計画と実績がどれくらいズレるのかを見ていきたいと思います。

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この記事を書いた人

東証プライム上場企業で生成AIの開発に携わるAIエンジニアです。

仕事では最先端のAIを扱いながら、日常ではあまり活用できていないことに気づきました。

本当にAIは人生を変えるのか.

それを確かめるため、株式投資や副業、子どもとの遊びなどにAIを取り入れ、暮らしがどう変わるのかを実験・発信していきます。

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